まず区別する:4つは同じ課金ロジックではない
| ツール | 課金単位 | 意味 |
|---|---|---|
| Make | credits | 1つのモジュール動作が1 credit。5ステップを1回走らせると約5 credits |
| Zapier | tasks | 成功したaction stepごとに1 task。triggerは数えない |
| n8n cloud | executions | workflow全体が1回走ると1 execution。ステップ数とは無関係 |
| Power Automate | per user / per bot | 月額ライセンス + RPA botライセンス。フロー回数とは切り離される |
この表がコスト構造を決めます。長い多段階フローはZapierだとすぐ高くなり、n8nにはむしろ向いています。軽量だが種類が多い場面では、Makeのcredits制度が比較的耐えやすいです。
Make:視覚的な柔軟性が最大、credits計算は必須
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料 | 月1,000 credits、2 active scenarios、最短15分間隔、1回5分上限 |
| 起点価格 | Make Plan $9/月(年払い、5k credits) |
| 2026 AI | 公式pricingにAI Agents beta、MCP Server、AI Web Search beta、AI Toolkit、Code Appの記載 |
| 強み | 視覚的フロー編集、分岐とエラー処理、データ変換 |
| 弱み | creditsは感覚で見積もりにくい。分岐フローのcredit消費は実測が必要 |
向いている用途:運用、マーケティング、複数ツールをまたぐ中程度の自動化を行う個人やチーム。
n8n:技術的柔軟性は高いが、セルフホストは「無料の昼食」ではない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セルフホスト | ソフトウェアはfree。サーバー / バックアップ / patchは自分で管理 |
| Cloud | Starter 20 EUR/月(年払い、2.5k executions、5並行);Pro 50 EUR/月(10k executions、20並行) |
| 最新stable | self-hosted 2.16.1(2026-04-15) |
| 2026進捗 | release notesにAI Gateway endpoint、AI Builder、MCP Client Node改善の記載 |
| 強み | execution課金は長いフローに優しい、code stepを追加できる、セルフホスト可能 |
| 弱み | セルフホスト時はsecurity、credentials、log retentionをすべて自分で負う |
向いている用途:技術チーム、データプライバシー重視、デプロイ環境を完全に掌握したい場合。
Zapier:最速で始められるが、長いフローには注意
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料 | 月100 tasks、2,500 table records、10 interface pages、単一ユーザー、15分polling、2ステップZaps |
| 有料起点 | より高いtask枠とmulti-step Zaps(実際は公式pricingを参照) |
| 2026動向 | Zap limitsドキュメントが2026-03-23更新。Lead Routerは2026-04までプロモーション |
| 強み | 画面が最も直感的、connectorが最多、始めるのが速い |
| 弱み | task制課金なので、stepが多いフローは予算をすぐ超えやすい |
向いている用途:マーケティング、営業、短い連携を多数持つ個人 / 小規模チーム。
Power Automate:M365重度利用企業が最初に見るべき選択肢
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料 | 30日trial |
| 主な有料 | Premium $15/user/月(年払い)、Process $150/bot/月(年払い)、Hosted Process $215/bot/月(年払い) |
| 強み | Outlook、Teams、Excel、SharePoint、Dataverseとの接続が最も深く、Copilot Studioとも最もつながる |
| 弱み | M365体系外の会社にはコストパフォーマンスが低い。premium connectors / RPA / processプランは別課金 |
向いている用途:すでにM365を深く使っており、SharePoint / Dataverseのフローを自動化したい企業IT。
選び方:まず3つを見積もる
- トリガー頻度:毎分 / 15分ごと / 1日1回 / イベント駆動。MakeとZapier無料版の最短間隔は15分で、5分単位のフローは有料またはセルフホストが必要です。
- 単一フローのステップ数:ステップが多いほど、n8n(execution課金)が割安になり、Zapier(task課金)は高くなります。Makeは1回あたりのcredit消費次第です。
- 失敗時に誰が対応するか:セルフホストはincident responseとbackupを自分で担当するという意味です。SaaSは運用責任を供給側に渡せますが、コストの透明性は改めて計算が必要です。
自動化すべきでないこと
- 取り消せない外部アクション(送金、データ削除、外部メール送信):AIに自動実行させる前にreview gateを置く。
- 高感度データ(個人情報、財務、医療):ツールの保存ポリシーとLLM側retention policyを先に確認する。
- 一回きりの判断作業:フロー構築コストが、人が1回実行するコストを上回る可能性がある。
同類ツール
- Pipedream:開発者向けAPI workflow。
- Activepieces:オープンソース自動化ビルダー。
- Workato:企業向けiPaaS。
- IFTTT:消費者向けapplet。
- Retool Workflows:内部ツールチーム向けの開発者向けworkflow。
結論
4つのツールは、課金 / デプロイ / シーンの組み合わせがそれぞれ違います。線形のランキングはありません。自社フローのトリガー頻度、ステップ数、失敗代価を先に見積もり、それを課金単位に対応させて選ぶほうが、ランキングを見るより安定します。
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