Siri AIは、Appleが作り直したSiriです。個人のデータや画面の内容を理解し、アプリをまたいで作業もしてくれます。日本語にはiOS 27.2から対応していて、現在はベータ版です。
Siri AIとは
Siri AIは、新しくなったSiriです。現在はベータ版(正式版の前の公開テスト版)で、あなたのデータに加えて、幅広い知識の質問にも答えます。
Apple Intelligenceは、AppleのAI機能全体の名前です。Siri AIはその中の一つで、対応言語は機能ごとに別々に決まります。ほかの機能はiOS 27のAI機能まとめを見てください。
Siri AIでできること
- 探す:メッセージ、メール、写真の中から、必要な内容を見つけます。
- 画面を理解する:今見ている内容をふまえて、そのまま質問できます。
- アプリをまたいで作業する:メールの下書きを作ったり、写真を編集して共有したりします。
- 専用アプリ:新しい会話を始めたり、前の会話を見返したりできます。
なぜAppleはGoogleと組んだのか
Appleは2024年に、Siriが個人のデータを理解し、画面の内容を読み取り、アプリをまたいで動く姿を約束しました。2025年に入って、Appleは「予想より時間がかかる」として提供を延期しました。
2026年1月、AppleとGoogleは共同声明を出しました。Appleの次世代AIモデルは、GoogleのGeminiモデルとクラウド技術を土台にします。同じ年の9月、Siri AIがiOS 27とともにベータ版として登場しました。
これらのモデルは、お使いのデバイスとPrivate Cloud Compute(Appleのクラウド処理の仕組み)で動きます。Appleによると、クラウドで処理するときも個人データは保存されず、Appleを含め誰も見られません。
Siri AIは、GoogleのGeminiアプリとは別の製品です。ChatGPTは引き続き任意で追加できる機能で、ChatGPTのサービスがある地域でだけ使えます。
対応機種と設定方法
- iPhone:iPhone 15 Proシリーズ以降、iPhone 16シリーズ以降、iPhone Air、iPhone Duo。
- iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Pro:Appleの対応機種一覧を見てください。
設定の手順です。
- OSを最新版にアップデートします。
- デバイスの言語とSiriの言語を、同じ対応言語にそろえます。日本語で使うなら、どちらも日本語のままで大丈夫です。Apple Accountの地域も、対象の地域である必要があります。
- 「設定 → Siri → Try Siri AI (Beta)」を開きます。Siriの声を選び、自分の声を登録して、プライバシーの説明を確認します。
- これでウェイトリストに入ります。順番が来ると、自動でダウンロードされます。
クラウドのAIを使う機能には、1日あたりの利用上限があります。上限は機能や利用の混み具合で変わります。
日本での Siri AI
Appleは2026年10月26日に、Siri AIの日本語対応を発表しました。iOS 27.2のアップデートで日本語が使えるようになり、こちらもベータ版です。
日本語で使うには、デバイスの言語とSiriの言語を、どちらも日本語にします。あとは上の手順どおりに、設定から「Try Siri AI (Beta)」を開いてください。
Appleは日本向けのお知らせで、アプリでの使い方の例を挙げています。Yahoo!乗換案内で経路を調べる、FirstSeedタスクでToDoを管理する、Kotobaでメモを探して編集する、といった使い方です。
表現力の高い音声(Expressive voices)は、Appleの対応一覧では英語(英国)と英語(米国)が対象です。
その他の地域
- 現在は6言語に対応しています。英語と、iOS 27.2で加わったフランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語です。
- 繁体字中国語は、Appleが2026年末までに追加すると予告しています。
- EUのiPhone、iPad、Apple Watchでは使えません。MacとApple Vision Proでは英語で使えます。
- 中国本土のApple Accountでは使えません。中国では12月のiOS 27.3で、一部のApple Intelligence機能が提供されます。アリババのQwen(千問)と連携する機能で、Siri AIは含まれません。