本記事は個人のトレード学習記録であり、投資助言ではありません。トレードにはリスクがあります。自分で判断し、自分の決定に責任を持ってください。

Market Structure の変化。継続と破壊。

前書き

前回の《第十一刊》では、トレンドの判断方法に触れました。今回は、Market Structure の変化をどう印付けするかをさらに掘り下げます。

Market Structure が変化するときは、継続と破壊に分けられます。これはトレンドの継続と破壊を表します。収束形態はここには含めません。英語では COS/BOS と CHoCH を使って表します。別の派では、MSB を構造突破の意味で使うこともあります。

特に注意したいのは、英語の break には突破と破壊の両方の意味があることです。そのため、BOS や MSB を中国語や日本語に訳すと、どうしても先入観が出やすくなります。この記事では実際の形をはっきり示すので参考にしてください。ただし、字面にこだわりすぎる必要はありません。突破、破壊…。何度も学習して復習すると、要するに意味が分かればよいのだと分かります。

構造変化:継続

構造継続を最もよく表すのは COS(Continuation of Structure)です。つまり、上昇トレンドの中で前の高値を突破し、上昇トレンドを継続するということです。

黄色い上昇折れ線が順に高値安値を切り上げ、上向き矢印が前回高値を突破し、COS が示す強気構造継続に対応する

SMC や order flow を見ている人なら、BOS(Break of Structure)をよく見るはずです。継続構造の中で、何を break しているのか疑問に思うかもしれません。

私の解釈では、これは主構造と副構造に関係しています。HTF(大きい時間足)ではトレンド継続でも、LTF(小さい時間足)では反転構造になるからです。そのため、一部の人はこの考え方も break(突破、破壊)の中に含め、BOS と呼んでいます。この部分では、多くの人が描く BOS は COS と同じくトレンド継続を表す、と覚えておけば大丈夫です。

大きい時間足の黄色い上昇の中に小さい時間足の下落チャネルが入り、灰色枠を離れた後に BOS として上抜けし、主上昇トレンド内の副次反転を示す

構造変化:破壊

上昇構造が初めて破壊されたとき、CHoCH(Change of Character)を印付けできます。これは潜在的な反転です。この破壊は、市場が方向転換し、弱気へ傾き始める可能性を表します。

黄色の折れ線が高値を作った後、前の重要安値を割り、破線で CHoCH 位置を示して下向き矢印へ続く。上昇構造の初回破壊を表す

なぜ潜在反転なのでしょうか。破壊された直後は、次の高値が前の高値より低くなるかどうか、まだ分からないからです。したがって、この時点ではまだ確認できません。その後の高値が高値更新できず、さらに安値を割ると、反転構造として確認でき、トレンドが変わったと言えます。

黄色の折れ線が先に安値を割って CHoCH を形成し、反発後に高値更新できず再び下落し、潜在反転が弱気構造として確認される様子を示す

MSB は Market Structure の何なのか

私は MSB(Market Structure Break)を使って印付けすることが多いです。RektProof の内容を見る限り、COS と CHoCH はどちらも MSB として印付けできます。

ただし、ここで一つ補足します。一般的に、ある break が有効であるには、トレンドの反転が必要です。つまり、大きな資金が介入し、元の方向を変えた状態です。このとき、構造の破壊や潜在的な反転をより判断しやすくなり、OB や FVG などの概念とも組み合わせられます。ですので、好みによって印付けを分けても問題ありません。

黄色の折れ線が上方エリアへ上昇した後に前回安値を割って MSB を示し、さらに低い高値を作って下落する。valid break と潜在反転に対応する

まとめ

現時点での観察では、

{ COS = BOS, CHoCH } = MSB

継続と破壊は、現在のトレンドと構造の読み方に影響します。swing high/low、HH/HL、LH/LL の判断から、COS/BOS、CHoCH まで、すべて非常に重要な基礎です。この部分はチャート復習で練習してください。

この後は、主構造と副構造、複数時間足処理、Momentum 判断なども取り入れ、構造変化の有効性を読んでいく必要があります。これはまた今後話します。

よくある質問

Q: 継続構造と反転構造は何が違いますか?

継続構造は、市場が元のトレンド方向を維持し、高値安値が進み続ける状態です。反転構造は方向が変わる状態です。両者は Market Structure 分析の表裏です。

Q: 構造が継続しているか、破壊されたかはどう判断しますか?

重要な高値安値が破られたかを見ます。上昇トレンド中の前回安値が割れた場合、構造が破壊された可能性があります。反対に、高値更新を続け、安値を守れているなら継続です。