本記事は個人のトレード学習記録であり、投資助言ではありません。トレードにはリスクがあります。自分で判断し、自分の決定に責任を持ってください。
Market Profile と Time Price Opportunity(上)時間、価格、価値の共演
市場とは、買い手と売り手によって構成される場所です。活気ある市場は活発な売買によって作られ、市場の縮小は取引の冷え込みによって起こることが多いです。これはどの商品の市場でも観察できます。たとえば休日が来ると、人流が急増し、店舗の販売量と価格変動が大きくなります。季節が変わると、季節外れの商品は割引販売されることが多く、賢い消費者が競って買います。店は低価格で商品を売る一方、キャッシュフローを生み、資金繰りを助け、新しい循環を進めます。これは市場の経済法則の一つです。
価格と人々が心理的に期待する価値が違うと、意見の差が生まれ、それが市場変化の基礎になります。Peter Steidlmayer は 30 年の先物市場経験をまとめ、価格と市場変化を一つの理論にしました。それが Market Profile、市場プロファイル理論、または四次元空間理論です。以下では「MP」と呼びます。
この理論の核心は、価格と価値は常にズレるという点です。そしてズレが生まれるときだけ、投資家は価格が価値を下回る場面を捉え、その商品を買うことができます。

MP は市場情報をまとめる方法です。この中には価格と fair value、割安・割高エリア、時間などの情報を含められます。order flow の 4 つのツールとその戦略と比べると、MP は市場データを統合する方法であり、トレードシステムやトレード戦略ではありません。より統合的な分析ツールです。
Time Price Opportunity:価格と時間の組み合わせを読む

Time Price Opportunity、略して TPO は、各時間点における価格変化を統計する方法です。上図は、左側に圧縮された TPO 図を示しています。

TPO を読むときは、1 日内の時間帯を使います。最もよく使われる時間足は 30 分足です。各 30 分足ローソク足が通った範囲を、一つの記号で表します。ペンギンはここで A から Z、さらに a から v まで、合計 48 文字を使います。これは 1 日に 48 個の 30 分時間帯があることを表します。48 を使う理由は、暗号資産が 24 時間取引されており、価格位置を統計できる時間帯が 48 個あるからです。米国株や他の市場は取引時間が異なるため、観察する時間帯の数も変わります。
TPO を印付けするときは、各ローソク足を 1 本の記号列として見て、時間ごとにチャート上へ分布させます。その後、左側へ圧縮すると、上図のような一般的な TPO チャートになります。

上図の右側では、価格が高値圏に到達して反落したことが分かります。時間計算に基づくと e 時間帯で発生したため、e 時間帯に記録されます。圧縮後、それが左側に現れます。
ここで追加で注意です。各 e と e の間は 100 ポイント差、たとえば 100 USDT を表します。この部分は好みに合わせて設定できます。違いは密度です。ソフトによってはより細かい設定をサポートしないことがあるため、自分でテストする必要があります。
TPO の Value Area

Auction Market Theory に基づき、分布の 68% を Value Area と見ます。以下では「VA」と呼びます。

TPO の中央 68% の領域では、これを区間として印付けし、VA とします。その中で VA High と VA Low は、それぞれこの区間の高値と安値を表します。上図中央の青色区間です。この区間内の price action は、Auction Market Theory(中)と Auction Market Theory(下)を使って判断できます。
TPO は内容が多いため、ここでは最も基本的な概念だけに触れます。次回、TPO の各細部をさらに詳しく分解します。TPO で使うインジケーターについては、ペンギンが過去の投稿で TradingView 上で使いやすいものをいくつか紹介しています。参考までに: https://www.instagram.com/p/ClBAQBqpElT/ 。
よくある質問
Q: TPO チャートとローソク足チャートは何が違いますか?
TPO 図は各時間帯の価格分布を文字で示し、価格が各区間にどれくらい滞在したかを表します。ローソク足は始値・高値・安値・終値を重視しますが、TPO は時間分布を重視します。見る角度が違います。
Q: TPO における「価値」とは何ですか?
TPO では、価格が長く滞在した区間を fair value と見ます。市場は多くの時間を value area 内で取引し、そこから離れると回帰しやすいです。